先日ヴィンテプレイヤーの方から図書館はDoomsdayには合わない、という話を聞いた。最近図書館にハマっていてすごく愛用してたので驚いたが、冷静になって考えてみれば見るほど合わないなーと思うようになった。

せっかくなので聞いた話と自分の後付の分析をまとめて文字にしてみる。

前提:Doomsdayはこんなデッキ
Doomsdayを構成するカードは主に定業やチューターなどのドローサポート、強迫やフラスター、MMSなどに妨害要素で、それに少々のマナ加速カードを採用したデッキである。除去はほぼほぼなし。

前提2:アレクサンドリア図書館はこんなカード
無色マナしかでない。手札が7枚のときのみ起動できるドロー能力がある。ドローするためにはタップが必要。

アレクサンドリア図書館の強みは当然そのドロー能力で、デメリットなく一方的に毎ターンカードを二枚引けていれば簡単に勝てる。そう、人から聞いてボクも使い始めた。実際初手図書館で勝ったゲームはかなりある印象だった。
でも本当に「デメリットなし」で起動してるのだろうか?

図書館の起動条件は「手札が7枚のとき」「タップする」ことでカードを引ける。
7枚ハンドという条件は非常に厳しく、先手1T目図書館のみのエンドで2T目までハンド維持縛り、後手の場合にも図書館のみのエンドが要求される。
体感ではヴィンテは先手超有利のゲームなのに1手損はバカにならないと思う。

また、他のデッキならともかく、Doomsdayは軽量ドローと妨害カードの塊であり、つまりは青シンボルと黒シンボルカードの束であるため無色土地がほぼほぼ役にたたないというのが非常に痛い。そもそもDoomsday自体BBBという色拘束が激しいカードなのでキャストターンは絶対に一手遅れてしまう。
搭載しているMOXが2枚ということもテンポ損に拍車がかかる。例えば旧メンターやオースあたりが起動したとしたら、ガン積みしているMOXをキャストすることでテンポ損をなかったことにでき、後々図書館自体を「マナソース」としても利用することができる。しかし、Doomsdayにとっては青と黒以外のMOXなんて探査カードのマナコストを1軽減する程度の価値しかないため入る余地がない。

図書館は限定的な状況で強いカードとは思うが、Doomsdayというデッキの場合、手損のリスクをもろにかぶってしまい、強い状況/相手が限定されすぎるためメタの状況等の理由がなければいれなくても良いカードかもしれない。
きっとこのカードが輝くのはMOXとかの搭載枚数の多い、無色マナの使い道があるデッキなんだろう。

長々書いたけどヴィンテ民の人からすると何を当たり前のことを、とか言われそうw
ボクにとってはこれも勉強だったのだ。

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